太鼓の皮踏み 戻る
大太鼓の皮を張り替えることになり、以前よりお願いをしていた神奈川県平塚市にある
清水屋太鼓店さんへお邪魔してきました。
・閑静な住宅街にある清水屋太鼓店さん。神奈川近郊だけでなく近隣の
都県からも問い合わせがあるそうです。
・この様な状況で太鼓の皮を踏んで少しずつ伸ばしていきます。太鼓の下の台は
欅で出来ており、先代から使い続けているそうです。
・入れ代わり立ち代りで踏んでいきます。踏む、というより飛び跳ねて踵を ・参加者が一通り踏み終えると楔を打ち込み、皮を伸ばしていきま
す。
叩きつける様にするのですが、これが重労働。
・そしてまた踏み。天井の四角い穴の中が暑くて胸から上だけが ・好みの音程に仕上がったら鋲を打って貰います。熟練の技で正確
に
汗びっしょりに。だいたい一人100回も踏めばヘトヘトです。 打ち付けていきます。
・裏返して逆にも張っていきます。 ・お昼を挟んで午後もひたすら踏み続けます。足も関節も悲鳴をあげます。
・皮を叩いて伸ばすのは師匠のお仕事。楔を打つ、皮を伸ばすの繰り返しで ・最後に皮の端を切って整えます。この切れ端、何か見たことがあ
ると
だんだん音が高く、整っていきます。 思ったら「犬のガム」になるそうです。犬を飼っている参加者が
お持ち帰りしました。
・完成です。鋲の色は最初金色にしようと話し合ったのですが、残念ながら ・師匠から小太鼓の締め方を教えて頂きました。万力の使用方法やボルト
在庫が無かったので黒とのツートンになりました。 ナットで機械式に締める方式も見せて頂きたいへん参考
になりました。
現在でも機械を使わず、昔ながらのこの様な太鼓の皮の張り方を続けているお店はだいぶ減ったそうです。
清水屋太鼓店さん、ありがとうございました。