昭和23年(1948年)の10月17日(日)・・・
日付は推測 芝八幡神社にて 戻る
・写真提供はテーラー・サワ様。おそらく前後の写真から昭和
23年の例祭日であろうとのことでした。当時はまだ
10月17日が芝八幡神社の例祭日として固定されていた頃です。
・撮影場所は八幡神社入り口の坂の下、道路のところです。まだ未舗装ですね。正面右側の松の大木は、後に
伐採され現在は残っていません。八幡神社の石碑も
「郷社」のセメント塗り込みが真新しいです。
・おそらく戦後初めて屋台を出した記念に撮影をしたのだろうとのことです。消防団の法被、襦袢だけの方や
仮装した方々、中には袋井・西通りさんの月桂車
の法被も見られます。子供達は藁草履。右後方には着物に
着替えた女の子達が土手の上からこちらを見ています。戦争が終わって待ちに待ったお祭りだという表情が
見
て取れます。
・屋台は借用したものとのことですが、何処の屋台なのか現状では分かっていません。万燈の文字も判然と
しませんが、正面万燈の2文字目が「営」らしいの
で、その辺から調べてみようと思います。ちなみにだし飾りは
何だろうと思いましたが、どうやら「狸」のようです。
・サワ様が幼少の頃、当時の公会堂(現在の円明寺墓地)の天井に源氏車が吊ってあり、これは何かと尋ねた
ところ、「戦前にあった屋台の車で、地震で潰
れたのでこうして輪だけ残してある」と言われたそうです。
これに関しては往時を知る80歳以上の方々に聞いて回ろうと思います。
サワ様、写真ありがとうございました。