平 成22年(2010年)の10月17日(日) 菊川市 菊川まつり         戻る



・菊川市役所に車を置いて、御囃子が聞こえる方向に歩いてくると
 東海道本線の踏切を渡る屋台を発見。


        
・日吉町さんの屋台。御簾には日吉町。法被には        ・横から。線路の架線を潜る際はだし飾りを倒します。水引幕は平成4年     ・後方より。見送り幕 がありますね。
 日吉町若連とありました。                      10月吉日の文字がありました。


    
・線路の北側、宮前地区を進む四丁目の屋台。菊川      ・横から。以前は豊田町池田、その前は中泉の坂上町。明治35年の
 唯一の中泉型。ぎしぎしと揺れますが、それもまた       落慶と伝わります。
 いいですねぇ。


    
・随分寄せて停車したなと思ったら、正面から別の屋台が。             ・柳町さんの補給車。


        
・柳町さんの「柳睦」。今年新造落慶です。おめでとう      ・横から。先代屋台は袋井の本町から来たと聞いていますが、その後は      ・後方から。「北当 番」の札が見えます。駅北地区の
 ございます。                              どうなったでしょうか?                                   当番、でしょうか。 ということは南もあると?


    
・彫物と組物。一手先ですね。出三斗下の獅子の表情が皆違うのに        ・御囃子が止まり、手木をぎりぎりで合わせ、次いで芯棒もぎりぎりで
 今気がつきました。細かいところですが素晴らしい仕事ですね。           合わせると拍子木が入って徹花(鉄花、鉄火とも)。静から動への
                                                  切り替えが徹花の魅力ですね。


        
・あらためて四丁目の屋台。特に屋台名称とかは無い     ・横から。源氏車の径は4尺(1,200mm)あるかないか。              ・後方より。
 気配です。


    
・真ん中の一本柱は電柱のように高欄へ登る梯子になっていました。       ・年季が入った枠木の添え金。いつの時代に割れたんでしょうかね。
 かつては中二階のある三層構造だったとのことです。


  ここで線路を渡って駅の南側へ移動しました。商店街に足を向けましたが、さっぱり屋台の姿は無し。祭典本部で自治会の皆さんに「屋台はどこでしょ う?」と問い合わせると
  「あー、今は会所を廻っているからねぇ。ここへ戻ってくるのは夕方5時以降だよ」とのお返事が。時計を見ると2時45分。お礼を言ってトボトボと屋台 の捜索に出向きます。


        
・祭典本部の通り2本東側で見つけた五丁目下さんの     ・横から。漆が綺麗ですね。見送り幕がちらりと見えます。              ・後方より。枠木の彫 金はおそらく五をアレンジした砂時計
 屋台。法被には「五若連」とありました。                                                              のような絵と 蝶。「五」「丁」目ということでしょうか?             
                                                

        
・日ノ出町2丁目公会堂で休憩中は打上さんの         ・横から。御簾にもありますが鹿島神社の氏子です。                 ・後方より。
 「宇ち上」。


    
・エンジンが見当たらない、と行き着いた先がこのブラックボックス。        ・補給車は万燈付きでした。
 バッテリーが入っているのではないかと推測しました。 


        
・そのすぐ後に公会堂へ来たのは五丁目上さんの屋台。    ・横から。小さなビールケースを台にして、後ろは落とし棒で器用に水平を    ・後ろから。見送り幕 がありますね。だし飾りは寝かせた
 三味線の奏者が乗っていました。                 取って停車しています。水引幕には昭和63年10月吉日寄贈とあります。    ままです。


    
・組物まで漆が入っていました。                             ・このように手踊りをお披露目していくようです。



・街中の交差点で徹花を行おうとする西通りさんと五丁目下さん。


        
・あらためて西通りさんの「に組」。だし飾りは王将です。    ・横から。組物がなくすっきりとした印象。                        ・後方より。大太鼓下 の幕が目立ちます。


        
・新通りさんの屋台。大きな龍が印象的。             ・横から。                                          ・後方から。尻尾に紙 垂が可愛いですね。よく見ると
                                                                                       屋台下にボンベ が・・・


    
・龍のアップ。うーん、もしかしてシューッと出るのか火でも噴くのか・・・      ・水引幕も龍。昭和26年10月の文字がありました。


        
・一丁目さんの屋台。                        ・横から。
水引幕には 「停車場前組」とありました。                   ・後方から。見送り幕と枠木の下にも幕が。
 


・会所廻りも終盤。ぼちぼちと本通りに屋台が戻ってくる時間です。


        
・日ノ出町二丁目さんの屋台。法被には「日乃に」と       ・側面から。だし飾りは寝ています。                            ・寝ているだし飾りは「連獅子」と見ました。屋台名板
 書いてあるような、ないような。                                                                     には「日之ニ」とありますね。



・やっぱり補給車には万燈があります。


        
・東町、栄町さんの東栄町屋台。                  ・側面から。こちらが菊川最古の屋台 です。嘉永の頃といいますから        ・後方より。雰囲気を持ったいい屋台ですね〜。
                                      1850年前後。車歴160年とい うことになりますね。出自は森町新町
                                      さん。一時期掛川でも曳かれていました。



        
・3丁目さんの屋台。                         ・側面から。今年水引幕を補修したよ うです。幕は昭和3年9月15日製作。    ・後方より。
                                      それにしても漆、彫物、 幕、障子、そしてバランス。思わず見とれる屋台です。



・これからがいいところだよ、と言われましたが
所用が入り撤退することにしました。後ろ髪引かれまくりで車へ
 向かいました。




・夕焼けの本通り。もうすぐ屋台が集まってきます。


  市役所前まで来て駅方面に屋台を発見。最後のあがきで突進します。


        
・宮前さんの屋台。正面高欄の弓張提灯が2列です。     ・側面から・一丁目、三丁目さんと同 様の脇障子+高欄でした。           ・後方より。


  菊川地区は初見学でしたが、新旧色々な屋台が大事に曳かれていて見ている方はとても楽しめ ると思います。
  二丁目、初咲町、緑ヶ丘、日ノ出町一丁目の5台は見つけられませんでした・・・
  土曜日の11時頃に市役所駐車場に17台が集まるという情報も聞きましたので、来年また見 学に来ようと思います。